ラーメンやつけ麺を好きでいると、発祥はどこのお店なのか?どういった経緯で生まれたメニューなのか?など、様々な歴史を調べるタイミングがあります。
その時、必ずといっていいほど名前を目にするのが「東池袋大勝軒」です。
「令和のラーメン好き」である私でさえラーメン好きになる前から知っていた有名なお店ですが、
歴史を知れば知る程、食べなければならないという気持ちになるのです。
つけ麺の歴史
つけ麺の原型は、山岸一雄さんや坂口正安さんが「栄楽」というお店で、お茶の湯呑みに醤油タレを少し入れ、スープと葱を加え、残った麺を賄いとして食べていたことだと、坂口正安さんのご子息である坂口光男さんが「つけめんヒストリ」で書いている。
その後、山岸さんが中野大勝軒で「特製もりそば」という名前で提供されたのが、つけ麺の発祥とされています。

その山岸一雄さんが、1961年に独立して開いたお店が、「東池袋大勝軒」なのです。
お店は再開発計画による立ち退きのため、閉店してしまいますが、2008年に現在の場所に復活されたという経緯があります。
(ちなみに、「つけ麺」という名前を最初に名乗ったのは、「つけ麺大王」ということらしいです)

今回、私もようやく東池袋大勝軒に訪問することができました。その日、券売機で食券を購入した私の後ろに、「中華蕎麦とみ田」店主の富田さんがおられたのです。
富田さんにとって、東池袋大勝軒は、系譜の1番元祖にいるお店となりますが、やはりラーメン業界で知らない人はいないであろう富田さんが訪問されているのを見ると、改めて歴史の重みや偉大さを現地でより実感することになったのです。
「特製もりそば」

動物魚介メインの甘辛酸というスープにソフティな自家製麺でいただくといった、まさに大勝軒といった味わいです。
「まさに大勝軒」と、他の大勝軒も知ってるかのように言いましたが、このサイトを開設する前に数店舗だけではあるものの、行かさせていただきました。
お店によって多少の違いはあれど、どのお店も東池袋大勝軒をリスペクトされた特製もりそばを提供されます。
そのリスペクトを感じてきたからこそ、その原点となるお店でいただく1杯を、歴史に思いを馳せて特別な気持ちでいただくのです。



まとめ
大変美味しくいただきました。
山岸さんがいなかったら、我々はつけ麺を食べれなかったかもしれません。
そして、歴史を受け継ぐ方々がいるからこそ、今こうして、美味しい特製もりそばをいただけるわけです。
私は、そのことに本当に感謝したいですし、そのことを忘れずにラーメン活動をしていかなければならないのです。
基本情報
【お店】東池袋大勝軒 本店
【営業時間】11:00〜22:00
【定休日】水
※最新の情報ではない場合がありますので、訪問の際は、事前にお店のSNSなどでご確認ください。
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